体調とスキンケア

3月の前半は気圧の変化に文字通り振り回される毎日だった。ウワーまた後戻りするのかーと一瞬悲観してしまったが、周りを見渡すとどうやらこの時期はみなしんどい様子で、わたしだけの問題ではないと思うと少しホッとした。毎年この季節が来るのに何年経って…

湯気

3日ほど前から胸の痛みがまた始まった。もう大丈夫だと油断していたら、急に首根っこを掴まれて引き戻されるような感覚。急激な気圧の変化のせいだと思いたい。 歳を重ね、多方面の知識をちまちま得ることによって、子供の頃の記憶の答え合わせが突然発生す…

ジンクスとマーガレットの花束

ジンクスと調べると縁起の悪いこと・ものと出てくる。言い換えれば悪いことが起こる予兆のようなもので、わたしにはこれまでいくつかのジンクスがあった。それは防寒ジャケットとノンアルコールビールとマーガレットの花束の三つ。 一つ目の防寒ジャケット。…

2024.03.01

大谷翔平選手が結婚した。ツイッターではわたしが嫁ですというネタツイートが頻出している。芸人がやるならまだしも、一般人ツイッタラーがいいね稼ぎのためにやるのは少々痛々しい。 元旦に起きた能登地震から丸二ヶ月が経った。今なお1万人以上が避難生活…

重炭酸タブレットとモノポリー

この間、正月のお飾りを買うついでに無印で買ってきた「おやすみ前の薬用重炭酸タブレット」を使ってみた。顔を近づけるとむせるほどは炭酸が出てこないが、背中を軽く指でトントンされているくらいにじんわりと泡が出てくる。なんとなく自分を労っている感…

2024年元旦

年が明ける瞬間は『ゆく年くる年』を見て迎えた。 その数時間前まで、わたしはトイレにこもり腹痛と戦っていた。焼き蟹、お寿司、ローストビーフ、スパークリングワイン。大晦日に食べたご馳走すべてが流れていった。なんとか精気を取り戻して迎えた2024年。…

大室山でギャルピース

これは11月11日から、文学フリマに合わせて東京や地元の水戸、その他関東近辺を旅した際の記録です。前記事はこちら。 墓参り、江ノ島の夕日 - ぬか漬けは一日にしてならず 旅最終日。最後の目的地は伊東にある大室山。大学二年生の時、高校時代の友人たちと…

墓参り、江ノ島の夕日

これは11月11日から、文学フリマに合わせて東京や地元の水戸、その他関東近辺を旅した際の記録です。前記事はこちら。 水戸駅、バーミヤン、駆け込み寺 - ぬか漬けは一日にしてならず 墓参り 旅3日目。Cが車を出してくれ、母方の先祖の墓のある大洗まで墓参…

水戸駅、バーミヤン、駆け込み寺

これは11月11日から、文学フリマに合わせて東京や地元の水戸、その他関東近辺を旅した際の記録です。 https://misoshiruko.hatenablog.com/entry/2023/11/19/文学フリマ、ホッピー通り、常磐線 前記事はこちら。 水戸駅 11月12日、上野から常磐線の鈍行列車…

文学フリマ、ホッピー通り、常磐線

これは先週末(11月11日)から、文学フリマに合わせて東京や地元の水戸、その他関東近辺を旅した際の記録です。 文学フリマ 初めての文学フリマへ。はてなブログが今年も文フリ本を出すというので、載るぞ!という意気込みで、早い段階で飛行機のチケットを…

煙草にまつわるエトセトラ

ある日、国道を走っていた時、信号が赤になり、隣にシルバーのワゴンRが止まった。少し斜め前に止まったその車の運転席からは煙が出ているのが見え、体を傾けて様子を伺うと老齢の男性がパイプをふかしているのが見えた。わたしはそのアンバランスさをとてつ…

人生はログインボーナス

携帯のアプリゲームをやっている。ラランドのサーヤさんがYouTubeで紹介していたゲーム会社のもので、ひたすら飛行機内で乗客に機内食を配膳していくという狂ったようなゲームだ。 世界各国の航空会社が舞台になっており、機内のデザインがリアルに再現され…

自己責任論

「自分の機嫌は自分でとる」とか「自助」とか、いつからか自己責任論的な話が増えてきたように思う。 社会全体が集団よりも個人主義的になってきたことはいいことだと思う。特に、元々同調圧力が強い日本では生きやすくなった人が多くなったかもしれない。わ…

教師で反面教師な父親のこと

前々回のブログを書いた直後、父親から一行だけのメールが届いた。それを読んで、わたしはとうとう父親と縁を切ることを決意した。 このブログで、ずっと父親の本質と父娘の関係については触れてきていなかったように思う。先の記事でわたしにとってはブログ…

うんことコピ・ルアク

特別お題「わたしがブログを書く理由」 いつだったか「なんのために書くのか」という記事を集めた特集を読んだ。ふうんと思いながらも自分なりの答えを探してみたが、その時は出なかった。でも急に、自分なりに腑に落ちる答えが出たのでここに書き留めておく…

緑地公園と『二十億光年の孤独』

半年くらい前に原付バイクを買った。年代物のスーパーカブで、色はわたしの大好きなブルー。 車の免許を取った時もそうだったが、初心者の運転に不慣れな仕草が恥ずかしくて、初めは運転するのが少し嫌だった。青信号になったのにギアが入らなくて立ち往生し…

きゅうりのぬか漬け

きゅうりのぬか漬けとは、このブログ名になっている食べ物であり、それは祖母の料理の代表作でもあった。 父親の母である祖母は、このブログでも以前書いたように人格的にかなり難ありな人だった。だが、料理の腕前は格別だった。 元々は女学校の先生をして…

読み書きの自分史

昨年、祖母が亡くなったこと以外にもショッキングな出来事が重なり、しばらく文章を書くことはおろか、本を読むこともできないでいた。一応、手に取ってはみるが、活字を追っていると苦しくなってすぐに本を閉じる……この繰り返しが続いた。 思い切って本とい…

知恵の輪

コロナが少し落ち着いて、やっと遠出ができるかと期待していたら、思いがけず家族!家族!家族!な一年になってしまった。 色んな場所に足を運んだが、結局どれも弔事に関するものばかりで、葬式に向かう途中に寄ったSAの記憶とか、実家へ向かう新幹線からの…

祖母からの最後の贈り物

父方の祖母の四十九日の法要が終わり、ああ、そろそろさすがにクリーニングに出した喪服を取りに行かなきゃなあと思っていた日曜日の朝、水戸に住んでいる母方の祖母が亡くなったと母からメールが来た。信じられなくて、嘘だと思いたくて、ベッドの上で子供…

祭壇には一杯の焼酎を

永い夏が始まる頃、祖母が急に死んだ。百二十歳くらいまで平気でしぶとく生き延び、日本最高齢などを更新してもおかしくなさそうな父方の祖母があっけなく逝ってしまった。初め、午前中に祖母が倒れて病院に運ばれたと連絡が入ってから、昼過ぎには訃報の連…

永くて暑い夏

二ヶ月前に父方の祖母が亡くなり、四十九日が終わったことを区切りに、ぽつぽつとブログに言葉をまとめ始めた時、両親と同居している祖母が亡くなったと母から連絡があった。この数ヶ月のうちに立て続けに祖母ふたりを亡くしてしまった。今年は夏が駆け足で…

心の休憩場所

今日でゴールデンウィークも終わる。昼間、窓から近所に住む子供達がしゃぼん玉で楽しそうに遊ぶ声が聞こえた。でもそれも今日でおしまいだ。再開する学校が嫌でたまらない子もいるだろう。わたしが中学生の頃にも学校に行くのが憂鬱で仕方のない頃があった…

ポカリを飲めばいいじゃない

とある方のブログを読んでいて一記事の文字数の少なさに驚いた。それと同時に、「ブログはある程度文字数がないといけない」というマイルールを勝手に設定していたことに気付かされる(自分にとってのある程度という数字はなんとなく1,000字以上だった)。 …

さよならおさちゃん

12月の頭、文鳥が死んだ。その日は気持ちのいい冬晴れで、病院への道中にある山々は鮮やかに色付いていた。わたしは手術を終えた文鳥を膝の上に抱えながら外の景色を見て、こんなに綺麗な日に天国に行ってしまうことなんてないだろうと思っていたが、その日…

わたしの姉ちゃん

最近観た中でお気に入りのドラマがふたつある。『僕の姉ちゃん』と『姉ちゃんの恋人』。前者は黒木華さん、後者は有村架純さんが姉ちゃん役をやっていて、どちらも弟視点でストーリーが進んでいく。 『僕の姉ちゃん』は姉ちゃんのファッションや音楽、特に晩…

祝!はてなブログ10周年「オミソ・シルコに10の質問」

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」。このところ更新のテンポが不整脈並みに乱れているので、流れを変えるためにお題に挑戦してみんとてするなり。だって聞いてよ、レッドスター10個だって!大盤振る舞い!!こんなの欲しいに決まって…

色々

色々とは便利な言葉で、お茶を濁したい時、抜群に効果を発揮してくれる。話せば長くなるけれどあなたに踏み込まれるにはトゥーマッチなので……という思いの数々を「い・ろ・い・ろ」の四文字に詰め込んで、これまで幾度となく笑顔でやり過ごしてきた。そして…

ラッキーカラーは白

なんだかんだ言って、人は占いが好きだ。わたしもそのうちの一人だ。友人にも、ちらほらこの前占いに行ったとか手相を見てもらったとか、駅前のあの占いの館がいいとかそんな話をたまに聞く。 でも、生まれてこの方わたしは面と向かって誰かに占ってもらった…

絆と夢の話

絆 絆という言葉が昔からキライだ。そしてそれは体育祭やチャリティーイベントでよくテーマになる。キライな気持ちを分解すると、絆自体は何も悪くない。きっとそれ自体は綺麗なもののはずだ。わたしが本当にキライなのは「強要される絆」だ。綺麗な絆は、ひ…