わたしが夏を嫌いな理由 ーーノースリーブが似合いたい人生だった

夏はわたしのもっとも苦手な季節である。僕が夏を嫌いな理由はだいたい100個くらいあって〜とか思わず替え歌を歌いたくなってしまうな。

 


くるり - ハイウェイ

 

そもそも単純に暑さに耐性がない。どんなに平静を装っても、汗がどくどく溢れてくる。夏でも全く汗をかかない人、単純に新陳代謝が悪いだけ?なのかもしれないけど、汗をコントロールできない側からすると憧れがすごい。

 

好きな季節ランキングは、秋がずば抜けて一位である。その次に冬が来て、かなり間をあけて同率3位に春と夏がランクインする。ランクインというか、どちらが4位かを争うくらいにどちらもその季節が近付くだけで憂鬱になってくる。たまに、わたしとは正反対に “夏がとにかく大好きな人” がいるけれど、本当に羨ましい。できることならばあなたの冬とわたしの夏をトレードさせて欲しい。

 

とにかく冷たい空気が好きだ。程よく厚着をしながら、自然の涼しい空気にあたり、西日の差す部屋で本を読む時間は最高に幸せな人生の過ごし方だと思う。きっとわたしの祖先を遡れば、北半球の寒いところに住んでいたのだろう。

 

 

夏の何がイヤだって、エアコンが辛い。秋冬の外気の涼しさとはまるで違う。せっかく外の気温に合わせて薄着をしたっていうのに、室内(特に地下鉄)のエアコンの効きが半端ないのは、一体どういうつもりなのだろうか。夏がくるたびに、矛盾しすぎだろ…と疑問に思って仕方がない。いまでこそ薄手の上着を忍ばせるということを覚えたが、高校生のいまよりもよっぽど無知で無能だった頃は、冷房にあたって冷えた体にガスが溜まっては内部爆発が起こり、勉強に集中するどころではなかった。

 

 

そして何よりもネックなのが服装だ。とにかくわたしは肌を出したくない。隠さなきゃいけない傷があるわけではないが、極力七分袖よりも長いものを身にまといたい。肌の露出を最小限に抑えながら、30℃後半の高温に耐えることができ、かつ室内の冷房に耐えられる服装をするにはかなり緻密な計算が求められている。一部の人間にとって、夏はもっとも服を選ぶのが難しい季節だ。

 

 

いま流行りの、片方の肩を丸出しにする服に対する理解力がほぼない。

確かに、似合っている人は「肩が綺麗だな〜」とは思う。しかし、流行ならばなんでもいいのか。あれは果たして可愛いのだろうか。一時期グラディエーターサンダルが流行っていたが、英語のおっさん教員が室内履きとして使っていたイメージが強すぎて、どうしても抵抗があった。

ただし、クリアバッグに関しては「百貨店スタッフの休憩じゃあるまいし…」と思っていたくせに、気付けば昨年バンブーのバングル付きのものに一目惚れして買ってしまったのでこの場を借りて謝罪します。ごめんなさい。可愛いものは可愛いんだよね。

 

 

もしわたしが華奢な可愛らしい女の子だったら、その片方の肩が出た服もきていたのかもしれない。

しかし、現実にわたしがその片方の肩が出た服を着たところで、自衛隊かターザンあたりにしかならないのだ。匍匐前進をいいタイムで遂行する自信ならあるが、街中を出歩く自信はない。

 

よりハードルの低いであろう一般的なノースリーブを着たとしても、良くて練習中の野球部にしかなれない。

 

ちなみに理想はバチェラー2ndシーズンに出ていた小口那奈子さん。

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現実

遺伝なのか昔から筋肉質で、華奢な体つきとは無縁だった。ストンとしたまっすぐな腕に憧れる。運動するとあっという間に筋肉隆々になる。中学〜高校時代は超体育会系の部活に入っていたので、スクワットや腕立て伏せ、懸垂、プランクなど、筋トレがいつも身近にある環境だった。

 

肩や腕だけに注目すると、わたしのシルエットは吉田沙保里さんとか浜口京子さんなどの女子レスリング選手のそれに近い。だから、引退してからお洒落に勤しんでいる姿を拝見すると服を選ぶ基準っていかに腕の存在感を小さくするかだろうな〜と勝手に共感してしまう。

 

 

唯一わたしが袖なしの洋服を着れるのは薄手のカーディガンと合わせて一切その上着を脱がないという方法一択のみ。ちなみにこの写真、隣(左)は高校生の時に我が家にホームステイをしていたインド人の女の子なんですけど、わざわざ再会したのに行った店がカレーがあったからという理由でSoup stockというチョイス(撮影者:姉)。

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ちなみに今はこのカーディガン、さらに腕がパンパンで入りませんが。汗

いつかはわたしもノースリーブで街中を闊歩したい。単純に10㎏くらいがっつり痩せたら腕も自然と華奢になるのかもしれない…とは思うが、やっぱりわたしにはノースリーブ<<<<<食です!!!!! とにかく夏、ほんと早く過ぎ去ってくれ〜〜〜。