はてなブログを始めて一年が経った

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はてなからメールが届いた。この前も同じようなメールが来ていたが、「しばらく更新されていませんがブログを書いてはいかがですか?」という、微力ながらも圧力を感じる内容のリマインドだったので、少し心臓に力を入れてからメールを開封した。

 

よかった。今回はおめでたいやつだ。

ブログを開設して丸一年が経った。おめでとう。ありがとう。

こういう粋なメールは嬉しい。

 

正確には、このブログ以前にもはてなブログを書いていたのだけれど、方向性がいまいち見えなくなってしまったのと、可愛がっていた愛鳥が突然亡くなってしまった喪失感が相まって、突然意味のないものに思えて閉じてしまった。リセットしたつもりなので、今年からは2年目。まだまだペーペーだけれど、これまで使ってきたブログサービスの中でおそらく一番相性が良い気がするので、長く続きそうな予感がする。

 

ブログ開設から一年で起きた変化

あまり報告系の内容は書くつもりではないけれど、節目なので今回は例外。

 

このブログ『ぬか漬けは一日にしてならず』を開設してから、何よりもたくさんの人と交流を持てたのが嬉しい。高校生からいままで、幾つかのブログサービスを転々としてきたが、こんなに書き手同士のコミュニケーションが多く持てるのは初めてだったので新鮮だった。はてなスターやブックマークで反応が数値化されるぶん、テンションの振れ幅も大きくはなったが、誰かから反応を貰えるというのは本当に嬉しい事なんだなあと感じる。

 

いつもスターやコメント、ブックマークなどで反応をくださる方、本当にありがとうございます。「昨日もしたし、またコメントするのはしつこいかな」なんて躊躇があったらそのような遠慮は要りません、毎日でもコメントください。本当に、励みになります。

 

自分のペースを保つことについて

毎日更新をされている方、決まった曜日に更新されている方、更新のペースがまちまちな方、など色んなペースで書き綴っているのをお見受けする。ハイペースで更新することには大きなリターンもあるだろうし、その分のリスキーさも感じる。単純にすごいなあと思う一方で、わたしにはきっと続けられない。電車に例えるならば、わたしは各駅停車の鈍行列車だ。強風や信号トラブル、動物の出現であっという間に運転停止してしまう。

 

個人的に、ルールに縛られることに強い不快感を抱く性質があるため、「書きたいときに書いたらええやん」と脳内に寛容な関西人を飼うことにしている。太陽の日差しを浴びながらお酒を飲むような陽気な関西人を。よって、一年間で更新した記事は42記事。一ヶ月換算にすると、たったの3.5記事。思ったよりもかなり少ないゾ……気持ちもう少しハイペースで書いていきたいけれど、「書きたいことがあったときに書く」という自分のペースを乱さず保ちたい。ただこれからは、短くても濃度のあるものを書きたいと思っている。

 

あとは特に強く感じるのが文体の重要性について。

自分のテンションと文体に落差があると、ものすごくストレスになるということがわかった。フランクに喋りたいのに敬語でしゃべらなくちゃいけない場面のようなもどかしさ。本当はそんなテンションじゃないのに無理やりハイを装って書くのは、自分には合っていないのだなあというのを感じた。誰かと対面でコミュニケーションを取るときはめちゃくちゃ明るいが、内面はすんと静まり返っているので、淡々とした文体が一番“しっくり”くる気がした。

 

『ぬか漬けは一日にしてならず 』というアホみたいなブログタイトルは、「続けることに意味がある」と思って名付けた。ローマもぬか漬けも一日では完成しない。もっと深い味わいを目指してぬか床を混ぜ続けるよ。