文学フリマ、ホッピー通り、常磐線

これは先週末(11月11日)から、文学フリマに合わせて東京や地元の水戸、その他関東近辺を旅した際の記録です。

文学フリマ

初めての文学フリマへ。はてなブログが今年も文フリ本を出すというので、載るぞ!という意気込みで、早い段階で飛行機のチケットを取っていた。当日、関西空港発の飛行機で成田空港に降り立ち、国際展示場で行われたデザインフェスタに寄りつつ、流通センターへと向かう。途中、葛西あたりでゴルフの打ちっぱなし練習場が目に入り、オアシズ大久保さんがポッドキャストで話していたオリラジ藤森さんと遭遇したというゴルフ場はここか!と興奮を挟む。

 

はてなの文フリ本について、結果は残念、載ることはできなかったが、ずっと行ってみたかった文学フリマ。生の空気を感じてみたい!その地に足を踏み入れることがこの旅の目的のひとつでもある。流通センター駅につくともう人がすごい。

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そして会場に入ると人!人!人!。まずははてなブログのブースへ猪突猛進、無事に文フリ本やはてなのステッカーなどをゲットした。(スタッフの方にご挨拶できて嬉しかった…!)

蛍光灯の灯りと密閉空間にやられ、酸素を求めて屋外に出て息継ぎをした。

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会場マップでは見ていたけどまさかこんなに広いとは……完全に舐めていた。あまりにも熱気が凄すぎて、何かに似てるなあと思ったら、野球部が集っている時の高校のトレーニングルームみたいだった。あの建物の中だけ季節が違ったよ。アルファベットのブースは一通り回れたけど、ひらかなのブースは行きたかった所に最短距離で行っただけで全然回れなかった。文学が集まっているだけに情報量が多すぎる。次は息継ぎの時間も大幅に組み込んでゆっくり回りたいと思う。

 

ホッピー通り

その日の夕方から、高校時代の友人と共通の友人を誘ってホッピー通りで飲むことになっていた。田原町のホテルにチェックインして少しごろんとしたあと、支度をして集合場所の雷門へと徒歩で向かう。

およそ5年ぶりらいの再会。目の前に実体があることが嬉しくて、思わずハイタッチしてしまう。仲見世を通り、ホッピー通りへと向かう。

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ただわたしの好きな人たちを集めたので、初めましての友人らがぎこちなくならないといいな…と思ったが、注文した肉じゃががひんやりするくらいに話に花が咲いた。まるでわたしたち全員同じ高校に通っていたんじゃないか、青春時代を共に過ごしたのではないかという錯覚すら覚えた(一人だけ偏差値の高い別の高校に通っていたが、元はわたしたちの母校が第一志望だったらしい!直前で志望校のレベルあげるってどんだけ!)。

 

来年、地元の茨城県ロックインジャパンが数年ぶりに開催される。きっと自然と同窓会のようになるはずなので、皆が寄れるサイトを作ろうと目論んでいる。そしてこの日、早すぎる前夜祭として、ロッキン縛りカラオケを開催した。

盛り上がりに盛り上がり、もちろん終電で帰れるわけもなく、朝まで歌うことになった。三十路超えてからのカラオケオール、身体にモロにくる。いつでもまた会えそうな気がするけど、いつが最後になるか分からないしなあと思って、明け方のまだ暗い浅草の街で、ギャルピースをして集合写真を撮った。皆顔が疲労でいっぱいでしっかり明け方の三十代だった。

 

常磐線

翌朝、ホテルで5時間弱の睡眠をとり、身支度を整えて上野駅へと向かう。レイトチェックアウトのありがたさよ。

旅の目的地のひとつであるpensta CAFEにてカレーを食べ、写真を収めつつグッズを物色する。これ、東京人には当たり前の光景かもしれませんが、関西にはSuicaペンギンのSの字もないのです。ペンギンの代わりにカモノハシはいるけどね。それ故に、東日本に立ち寄るタイミングは、わたしの中でSuicaペンギングッズの収穫時期と言っても過言ではない。

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カレーを食べながら水戸へ帰る常磐線の時刻を調べる。次の電車まで相当余裕があるなあと思いながら、コーヒーをゆっくりすすった。だって、常磐線の鈍行列車は30分に一本しか走っていないのだから。

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大学生の時から前回の帰省までは、特別急いでいる時以外、東京駅の八重洲口から出ている高速バスでほとんど帰っていた。ツインチケットという往復チケットを買うと非常に安いのだ。でも、前回乗った時、自分の意思で降りたい時に降りられないもどかしさや、高速バス特有のあの窮屈なトイレに不安を覚えるようになり、今回から電車に切り替えることにした。

 

次の約束まで余裕があるので、茨城の街を眺めながらゆったり帰ることにした。しかし、常磐線といえど日曜日。さすがに座れるか心配だと思い発車の10分前くらいにホームに着く。ボックス席狙いで一番端に並ぶも、ぽつりぽつりと人が並んでいる(むしろ並ぶというのか)くらいで、結局余裕で座れた。ホッとはしたものの、こんなに常磐線って人が乗らないものなの?と憤りすら覚えるくらいだった。

 

それにしても寒い。寒すぎる。この週末、急に気温が下がって秋仕様の旅人は凍えるしかなかった。これだけ夏日が続いているのだから絶対に使い切らないだろうと思いながら多めに持ってきたホッカイロが想定外のペースで消費され、絶対など存在しないのだと改めて思った。

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つづく